相手の気持ち
好意があるのか分からないとき、どう確かめるか
「どう思ってる?」は答えにくい質問です。答えが返りやすい聞き方に変える手順を説明します。
相手の気持ちを確かめたいとき、多くの人が「私のことどう思ってる?」と聞こうとします。この聞き方は、聞かれた側にとって非常に答えにくく、はぐらかされるか、当たり障りのない返事になりやすい形です。
答えにくい質問の特徴
- 範囲が広い(どこから答えればいいか決まらない)
- 答えによって関係が変わることが、質問した側にも相手にも分かっている
- その場で結論を出すことを求めている
- 答えないという選択が、それ自体で意思表示になってしまう
事実を1点だけ聞く形に変える
気持ちそのものを聞く代わりに、行動について1点だけ聞く形に変えると、答えが返りやすくなります。
- 変更前:私のことどう思ってる? → 変更後:来月、時間があるときに一度会えますか
- 変更前:まだ気持ちある? → 変更後:連絡を続けても大丈夫ですか
- 変更前:なんで返事くれないの? → 変更後:返信が難しい時期なら、しばらく間を空けます
変更後の形には共通点があります。相手が「はい/いいえ」あるいは短い一言で答えられること、答えなかった場合にもこちらの次の行動が決まっていることです。
聞く場所と時間も、答えやすさを左右する
同じ内容でも、送るタイミングによって返しやすさが変わります。相手が仕事や学校の最中に届いたメッセージは、読んだあと返信を後回しにされ、そのまま流れやすくなります。逆に、深夜に届いた重い内容は、相手が疲れている時間帯に判断を求めることになります。
- 相手の生活時間が分かるなら、手が空いていそうな時間帯に送る
- 対面で聞く場合、次の予定が詰まっている場面を選ばない
- 電話で聞く場合、相手が話せる状況かを先に確認する
- 複数の話題と一緒に送らない。ほかの話題に紛れて流れる
これは駆け引きではなく、相手が答えを考える余地を残すための配慮です。答えを急がせないほうが、結果として返ってくる確率は上がります。
聞く前に決めておくこと
- どんな答えが返ってきても、自分がどうするかを先に決める
- 答えが返らなかった場合の行動も決める
- 聞くのは1回だけと決める
- その場で結論を出すことを求めない