相手の気持ち
メッセージの文面から読み取れること、読み取れないこと
返信の速さ・長さ・絵文字の量から何が言えるのか。解釈を重ねすぎないための線引きを説明します。
やりとりを何度も読み返して、言葉の選び方や返信の速さから相手の気持ちを読み取ろうとすることがあります。読み返すこと自体は悪くありませんが、材料が少ないまま解釈を重ねると、根拠のない結論が固まります。
比較できるのは、同じ相手の変化だけ
返信が遅い、文章が短い、といった特徴は、それ単体では意味を持ちません。人によって普段の書き方が違うからです。意味を持つのは、同じ相手の中での変化です。
- 以前は当日中に返っていたのが、数日かかるようになった
- 以前は相手からも話題が出ていたのが、こちらの問いに答えるだけになった
- 以前は予定の話が出ていたのが、出なくなった
これらは「変化があった」という観察であり、その理由までは示しません。ただし、変化があったかどうかは、確認できる事実です。
読み取れないこと
- 絵文字やスタンプの数から好意の強さを測ること
- 返信時間の長短から、相手が考えていた内容を推測すること
- 特定の言い回しを、決まった意味に対応させること
これらは、同じ表現が人によってまったく違う意味で使われるため、一般化できません。ネット上には対応表のような情報がありますが、根拠は示されていないことがほとんどです。
解釈を止める手順
- 気になっている文面を1つだけ選ぶ
- そこに書かれている事実を、解釈を混ぜずに書き出す
- その事実につく説明を、3つ以上考える
- どれか1つに決められない場合は、決めずに次に進む
3つ以上考えるのは、1つに決めないための手順です。自分の解釈が正しいかを確かめる代わりに、他の説明も成り立つことを確認します。AI相談は、この「他の説明を並べる」作業に向いています。